頑張れ、頑張って言うのよ、イヴ。 もしも、これが言えたなら……きっと、きっと今なら、自分はなんだってできるはず… 「す…スメタナさん!あの、お願いがあるんです……!」 蕾と恋歌のエチュード 「「「「ええぇぇ?!さ、作曲者とデートぉぉ?!!」」」」 ホルルト村に、メイキング女性達の、驚愕めいた高い声が響き渡る。 どうやら女の子達でお茶会をしていたらしく、切り株をテーブル代わりにして囲んで座り、それぞれ紅茶と菓子を手にしている。 そんな中で、皆の注目をしきりに集めている少女――銀河魔法使いの、イヴ。さきの『作曲者とデート』という話題により、たった今、一斉に皆の、驚愕と、『やるじゃ〜ん』というからかいの篭った視線がイヴを逃げ場なく囲んでいる。約二名、そういう話題に疎いマーシェルとディオナについては、ただ『でーと?それって面白いのかな?』という、雰囲気に合わせて笑い楽しんでいるだけであったが。 「ち、違います皆さん!で、デートとかそんなんじゃないんです!」 イヴは慌てて、そうソプラノの声を響かせて否定する。 が、一度『デート』と確信した皆が、本人に否定された所で、簡単にそれを信じる訳もなく、にやにやと微笑ましそうな(?)面構えを崩そうとはしない。その中でも、一番面白そうな笑顔を浮かべていたミーハー少女・ローラが、先行をきって問いただし始める。 「その口ぶりだとイヴちゃんから誘ったのかな〜?頑張ったじゃない♪」 「だ、だから違うんです…!い、イヴはただ、銃の扱いがまだ下手だから、スメタナさんに教えて貰おうと思って…」 「やんやんっ、誤魔化さなくてもいいのよ!胸の内に溢れる愛の大きさゆえに、色々理由を作って、大好きな人に近づきたいって気持ちは凄く分かるから!わたしが愛しいお姉様マーシェルさんをお誘いするときだっていつも……」 「はいはい、ローラ、愛の語りはそこまででいいから」 一度愛について語りだしたら止まらないローラを、呆れ返ったクローディアが諌め、話を本来の方へと引き戻す。 「それにしても、あの作曲者と……」 「イヴも結構物好きねー」 クローディアとユリエがそう話していると、イヴが、ガタンッ!と椅子を蹴って立ち上がって叫んだ。 「そ、そんなことないですっ……!!スメタナさんは…とても優しくて…、すっ、素敵な人なんですからっ……!!」 珍しくイヴが大声で叫んだのに吃驚して、皆は眼を見開き、ぽかーんと口を開けたまま硬直してしまった。ハッ、と我を取り戻したイヴが、自分は一体何を言ってしまったのだろう、と後悔の念と恥ずかしさに駆られ、あわあわと慌て出す。 「あ、あのその…い、イヴは……」 「そんな、いいのよ気にしなくて!ごめんなさいね、イヴちゃんの大好きな作曲者に、酷い事言っちゃってー」 「そ、そ、そんなっ!そそそんなこと……!」 ローラに申し訳無さそうな笑顔で謝られて、イヴははわわと喚いた。 と、そこで、遠くからシャルルが、手を振りながら遅れてやってきた。そしてすぐに、イヴに用があるらしく、彼女の元にぽてぽてと近寄っていく。 「いたいた、イヴー!作曲者が探してたよー?そろそろ時間なんじゃない?」 「あ、そうでした…じ、じゃ、イヴ、この辺で失礼しますっ…!!」 皆とのお喋りしている間に、結構時間が経ってしまっていたようだ。スメタナとの約束に遅れる訳にはいかないと、イヴはぺこりと丁寧な御辞儀をしてから、待ち合わせに指定していた場所に向かってぱたぱたと走り去っていく。 「……全く、バレバレなのに必死になっちゃって、可愛いんだから」 「応援してあげたくなっちゃうね」 クローディアとユリエが、相槌を打つようにして、静かに微笑みながら言い合った。 「す、スメタナさ――――ん!」 「おっ、来た来た。イヴ、こっちだぜ」 「す、すみません…あの…」 既にスメタナは待ち合わせの場所に来ていたらしく、ゆったりと木を背もたれにして待っていた。遅れてしまったのかな、と心配気な表情をして肩で息をしているイヴに、スメタナはその不安を取り浚うような笑顔で、ニコリと微笑んだ。 「別に俺も来たばかりだから気にするな。それより、鍛錬始めようぜ」 「は、はい!」 やっぱり、スメタナさんは優しいな…。 彼の良い所を再確認しながら、イヴはスメタナに元気な返事を返してみせた。 「三連星射ッッ!!」 ドドッ、ドンッ!と三発分の発射音が響き渡る。イヴの放ったその弾は、木に描かれた的の、丁度真ん中に三発とも綺麗に当たり、赤く塗られた中心部分にめり込んで止まっている。シュウゥ、と銃口から煙を吐く銃をそっと降ろし、イヴはスメタナの方をそっと伺い見る。 「ど、どうですか…?」 「ああ、いいな。なかなか筋がよくなってきたじゃねぇか、イヴ」 「え、えへへ……!」 褒められた事がとても嬉しかったので、イヴは素直に、はにかんだ笑顔を見せて喜んだ。 イヴが銃を極めようと思ったのも、元々はスメタナの銃裁きに憧れたから。その尊敬する本人に褒められたら、嬉しくてしょうがなくなるのは当たり前である。スメタナもまた、着々と成長しつつあるイヴの腕前に、うんうんと満足気に頷いていた。 と、スメタナがイヴの手元に眼を凝らした瞬間、あることに気付く。 「ん?おい、それ、もう弾がないんじゃないか?」 「わ、ほ、本当です…!ちょ、ちょっと待って下さ……はわわっ!」 言われてイヴもその事に気付き、慌てて弾を補充しようと、ポケットから弾を出し、銃に装填しようとする。が、焦っているせいなのか、手先が滑り、どうにも上手く弾を込める事が出来ない。 「おいおい、何やってんだよ。貸してみな」 見兼ねたスメタナがそう言い、イヴの手から銃と弾を受け取ると、馴れた手つきで、テンポ良くスムーズに弾を装填していく。彼の手捌きに思わずイヴは関心してしまった。同時に、銃使いの癖して弾の補充も十分に出来ない、自分に対しての反省も。 「す、凄いですね、スメタナさん…」 「別に、これくらいなんてことないぜ。ただ、そうだな、銃の整備くらいからする事がなかったから、必然的に慣れたのかねぇ」 もう弾の込め終えた銃をイヴに返してやりながら、スメタナはそう言った。 「え…?そ、そうなんですか…?」 ぽすっ、と手渡された銃を受け取り、イヴは首を傾げて尋ねる。スメタナは目を瞑って苦笑した。 「ホラ、俺って皆に作曲者って言われてるだろ?皆と一緒に行動してると、どうしてもそう呼ばれるからさ。となると、一人で落ち込んだり、銃の整備して暇潰したり、が日常になるわけだ」 「はわ………な、なんか…辛そう、ですね……」 「そりゃなぁ……。ああ、俺、いつまでこんな生活なんだろう?って今でも涙が出るぜ……」 ずーん、とこの世の終わりを垣間見たような沈んだ面をして、スメタナが落ち込みだす。やはりこの話題になると、スメタナは異様にローテンション・ネガティブ思考になるようだ。一気に彼の周りに人魂のような紫のオーラが醸し出されていく。 そんなスメタナを見て、な、なんとかしなきゃ、とイヴは咄嗟に思い、落ち込むスメタナの目の前に立ちはだかると、必死に彼を見上げて叫んだ。 「あっ、あのっ…でも、い、イヴは……スメタナさんは、スメタナさんだと思ってますから…!」 「…イヴ?」 ぱちくり、とスメタナが目を瞬かせた。 「え、えと…その、つまり…スメタナさんはスメタナさんで…作曲者さんじゃないから、だからその、えぇっと…」 つまりは、イヴは頑張ってフォローしようとしているらしい。が、言いかけて、何を言っていいのか自分でもよく分からなくなり、しどろもどろに意味の分からない言葉を繰り返している。その様子がなんだかとてもおかしくて、スメタナは思わず小さく噴き出した。 「ぷっ…――ははっ、はははっ!」 それを切欠に込み上げた笑いが止まらなくなり、スメタナは大きな声を出してけらけらと笑った。いきなりのことに、今度はイヴがぱちくりと眼を見開いてしまう。 「くくっ…、やべぇ、イヴ、お前面白すぎ。……悪いな、愚痴なんか言って、お前に気ィ遣わせちまって」 「え、そ、そんな…そんなことは…!」 ぶんぶん、と慌ててイヴが大きく首を左右に振る。そのリアクションがまた面白くて、再度スメタナは笑い、口元を押さえて漸く落ち着きを取り戻すと、ぽん、とイヴの頭の上に手を置いた。 「でも、お前が俺のこと、作曲者じゃないって言ってくれて、すげー嬉しかったぜ。有難な、イヴ」 そのまま頭をぐりぐりと撫で回されて、わぷ、とイヴは小さく声を漏らした。撫でてくれたスメタナの手は、見た目よりも結構大きくて、意外と男の人らしくごつごつとしていて、それでいて温かくて。スメタナに撫でられているという事を思わず意識すると、一気に頬が火照って熱くなってきた。 「…さて、と。そろそろ練習再開するか。次は土竜弾試してみようぜ。早速打ってみろ」 イヴの赤面に気が付かないスメタナは、撫でるのも程々に手を離すと、的を指差してイヴに技を放つのを促した。ハッ、とそれで我に返ったイヴは、慌てて位置につき銃を構える。 「は、はい!……えいっ、土竜弾ッ!!」 ドゥッ!!と勢い良く発射された弾は、ボゴッとくぐもった音を立てて土に潜り、ボゴゴゴ…とまさしくモグラのように地の下を這って行く。が、何故か途中でその掘り後が見えなくなり、シーンと二人の間を静寂が包む。イヴの放った土竜弾が、忽然と何処かへと行ってしまった。 「………あ、あれ…?」 「…弾……、何処いった……?」 思わず、二人は困惑した声を漏らした。周りを幾ら見渡しても、土竜弾が飛び出そうな気配は何処にもない。 暫くそのまま二人が硬直していると、ふと、皆が集まる広場の方から、パキュゥゥン!と鋭い音を立てて弾が飛び出し、何かに当たった音がした。同時に、誰かの悲鳴も、此方まで届くような大音量で木霊した。 「はわああぁっ!!」 「うわ…やっべぇ……」 ……明らかに、イヴの放った土竜弾が誰かに命中した。 サーッ、と血の気のひく思いで二人は顔を真っ青にし、とりあえず誰が運悪く命中したのか、状況確認せねばと、ひとまず広場に向かうことにした。 二人が広場に行くと、案の定土竜弾に命中した人物がすぐに目に入った。今回の(も?)犠牲者は戦士ルーウェン。もろに命中したらしく、ばったりと力なく倒れたまま起き上がれずにいる。その隣で、ルーウェンの悲鳴を聴き付けて駆けつけた閃光とシャルルが、あーあーと不憫そうな視線をルーウェンに送っていた。 二人がルーウェンの元についた頃には、クローディアが丁度ルーウェンの治療をしているところであった。慌ててイヴはルーウェンの隣に行くと、何度も何度も御辞儀をして謝罪する。 「ご、ご、ごめんなさいぃっっ!!ま、まさか人に当てちゃうなんて、思ってなかっ…!!」 「あーあー、気にしないで良いわよイヴちゃん。野蛮人はタフだから」 「お゛い………痛ェもんは痛ェんだよ……」 クローディアが余裕そうな面をしてひらひらと手を振ったが、ルーウェンはいかにも痛そうに低く呻く。 イヴが仲間に怪我をさせてしまったのは、これが初めてではない。今みたく武器の扱いを誤ったり技を失敗したりして、よく皆を自分のミスに巻き込んでしまっていた。その度、何度も『もうこんな失敗はしない』と誓っている筈なのに、今もまた同じ失敗をしてしまうなんて。たちまち、涙腺の緩いイヴの目元から、じわっ、と大粒の涙が溢れ出てくる。 「ど、どうしよう……ま、またイヴのせいで、他の人に…怪我させちゃった……ふ、ふぇぇ……」 泣き出したイヴを見て、ぎょ、と 「お、おい、そんな泣くほど気にすんなって!失敗は誰にだってあるわけだし!…まあでも、当たったのがルーウェンで良かったぜ。もしもプリニーとかだったりしたら、爆発してもっとえらいことに……」 ルーウェンが咄嗟に『良くねー!!』とツッコんだが、クローディアが『怪我人は黙ってなさい』と言って頭を叩いて速攻で黙らせた。 しかし、スメタナの発した言葉への反応は、全く別の角度からやって来る。しかも、一番最悪な形で。 ゆらぁ、とスメタナの後ろに、何者かが立ちはだかって、暗い影をかからせた。異様なオーラを感じ取ったスメタナは、ぞくりと身を震わせて、一体何事かと、恐る恐るながらも、そぉっと後ろを振り向いた。 「………プリニー…?貴様……今、プリニーと申したか……?」 「ヒィッ?!わ、若…?!」 佇んでいたのは、傍観者の侍・若狭だった。 しかも、なにやら背後にかなり黒いオーラを背負っている。顔を見上げても、若狭の表情は暗くてよく見えず、彼の黒眼だけがぎらりと輝いて見えた。……つまりは単純に、若狭はスメタナに対して激怒しているようだ。 「答えよ……、今、プリニーと申したのか…?プリニーが爆発すると、彼らの運命を罵ったのか…?」 「は?!いやその、べ、別に俺はっ…プリニーに弾が当たったら、爆発してえらい事になるって言っただけ…」 スメタナがしどろもどろに喋った瞬間、ギラッ!と若狭は一番強く瞳を輝かせ、素早くガイアの槍を手にすると、その矛先をスメタナに向けた。 「―――その罪、我が槍の制裁を以て償えェェェェ!!!!!」 「っい、ギャ――――――――――ッッッ?!!!」 刹那、一瞬の隙も許さず、スメタナの悲鳴が響き渡る。 『プリニーが爆発する』…、その言葉は、かつてプリニーとして生きていた若狭に対しては、十分禁句と受け取られる言葉であった。 「す、スメタナさ―――んッッ?!!」 「はは…、作曲者も不運だなぁ…よりによって若の前で禁句を口にするなんてなぁ…」 「ああなったら確実に瀕死になるのは目に見えてるよねー」 イヴが思わず叫び、それに続いて、閃光が哀れむように言い、シャルルもまた能天気に笑いながら言う。 そこで、徹底的に若狭にシメられたスメタナが、ドサッ!と漸く地に倒れる事を許された。 「制裁完了…。今回はこの位で勘弁してやる…次は、命はないと思え。さあ、もう参るぞ、ガラテア」 「はい、師匠」 見ることすら痛ましい程ぼろぼろにされたスメタナを見下ろし、若狭は低く息を吐くと、弟子の名を呼んでから、踵を返して歩き出した。その後をガラテアが続き、ぽてぽてと師匠の後を追っていく。 「……な、なん…で……ゲフッ」 「スメタナさん、だ、大丈夫ですか…?!今そっちに行きまっ………きゃあぁっ?!!」 慌てて、倒れて気絶してしまったスメタナを助けねば、とイヴが走ってスメタナに近づく。が、そこでやはり何か起こすのがイヴの癖という名の宿命。お約束の如く、その辺に転がっていた石に躓き、そのまま、勢い良くスメタナの上に倒れこんでしまった。 「「あ」」 「…………」 閃光とシャルルが、思わず短く感嘆した。それと同時に、閃光がいかにもニヤついた笑みを漏らし、シャルルは素直に、わー、と笑顔混じりに仰天する。 一方、ちょっと振り返ったガラテアが、もろにその光景を目にして、思わず若狭の服を掴んだまま立ち止まってしまった。ガクッ、と引っ張られて仰け反った若狭が、硬直したまま何故か動かない弟子を振り返って、何事かと見下ろした。 「ガラテア?…どうした?」 「いえ…なんでもありません。私は何も見ていません。行きましょう師匠」 「? ああ…」 今度は逆に、一刻も早くこの場を離れたそうなガラテアに腕を引かれる若狭。若狭は、一体なんなのだ?と頭に疑問符を浮かべながらも、とりあえずガラテアに引かれるままそこを後にした。 ……倒れこんだイヴ本人はといえば、目の前の信じられない光景に、未だに硬直したままであった。 視界いっぱいに広がる、大好きなスメタナの端整な顔。乱暴に整えられている、鈍い金色をした彼の長い前髪が、イヴの目元をやんわりとくすぐる。伏せた大きな目を覆う瞼に見惚れ、目は全く逸らせない。……更に追い討ちの如く、いや、一番イヴの脳内停止を促している要因。唇に感じる、暖かな温もりと、柔らかな感触。 紛れもなく、全く以て間違いなく。それは、ある一つの真実を意味していた。 ああ、とりあえず起きなきゃ…、と本能に指示され、無意識にイヴは起き上がる。未だ気絶中のスメタナの隣に、力なく座り込んだまま、イヴは段々と、目の前で起こった事についての理解が深まってきた。そして、その緊張が一番高まった瞬間、ボンッ!!と破裂してしまいそうなくらいにイヴは赤面し、頭からもくもくと湯気を上げた。 (ど、どうしよう……い、イヴ……スメタナさんと、キスしちゃったぁ……っ!!!) まだ唇に残っている、甘い甘いファーストキスの感覚。 初めてのチューは初恋の人と、なんて淡い夢を抱いていたイヴにとって、これはあまりに嬉しくて嬉しすぎて堪らない事態であった。そっと唇に指先で触れ、感覚を確かめる。まだ、体の火照りは止まない。 まだ余韻に浸ったまま、ぼけーっとしているイヴと、ばたんきゅ中のスメタナを遠目から見守って、ぎらり、とそれを目撃していた全員がいかにも面白そうに目を輝かせた。 翌日。やはりいつもと変わらないホルルト村の一日………では、なかった。 あれからなんとか意識を取り戻したスメタナは、朝からずっと、周りから自分へと送られてくる異様な視線に、その度ぞくぞくと背筋に奔る激しい悪寒を感じていた。 「なぁ…、最近皆が、以前にも増して凄ェ視線を俺に送るようなった気がするのは、俺の気のせいか…?」 「ハハハ、まあ気にするなって!」 「いやぁ、作曲者もなかなかやるもんだ…ククッ…」 「はぁ?!」 隣にいたルーウェンと閃光に、また皆とまるで同じ視線を向けられ、更にはいかにもからかいを含んだ言葉を浴びせられ。なんでこんな事をされねばらないのか、全く意味が分かっていないスメタナは、ひたすら困惑して空を仰ぐしかなかった。 「……一体、俺が気絶している間に、何がどうなったんだぁ〜〜〜〜〜〜〜ッッ?!」 作曲者の、悲痛めいた叫びが、ホルルト村一帯に虚しく響き渡る。 知らぬ間に奪われたファーストキスの名残に、この不幸で不憫な男が気付くのは、恋の到来を告げるまで延々と流れる、 作曲者が恋歌の作曲をする事になるのは、どうやら、もう少しだけ先のようである。 あとがき。 作曲者スメタナ×新米銀河魔法使いイヴちゃんのお話、第二段! この二人に対しては、皆さんから予想以上に沢山の声援を頂いておりまして、驚きと共に嬉しい限りです。皆さんはどうやら、不幸な人がお好きらしいようで(笑)。まだまだ二人がくっつくまでは残念ながら時間がかかりそうですが(あ)、一応努力の甲斐あって、少しずつ距離は近まってる…筈!ちゅーさせたし!うん!(え) 宜しければこれからも作曲者とイヴちゃんの応援を宜しくお願い致しますv それでは、ここまで読んでくださって有難うございました〜。 ブラウザバックでお戻り下さい。 |