heat×heart 4
「嘘」
一護が、溜息をついたすぐ後だった。グッと力強い手に引っ張られ、ギンに抱きしめられていた。
そして、耳元で囁かれた言葉。
嘘、とは?
いったい何のことか、一護には全く理解が出来なかった。
どの事柄に対して、なのか?
そう思案していると、頭上から「ああ良かった〜」と、あの独特のしゃべり方でギンが呟いたのが聞こえた。
「何・・・?」
「ああ、ホンマに良かったわ〜v一護ちゃんが言ってくれて良かった〜vvv」
ぎゅぅううう!と思いきり抱きしめられて、息が苦しくて。
そして、展開について行けなくて。
一護が、苦しいと手をバタバタさせてから、急にぐったりしたのにやっと気が付いたギンがあわてて手を放すと一護はぜぇぜぇと苦しそうに肩を大きく上下させて、やっと出来た呼吸で息を整えると、迷わずギンに向かって拳を振り上げた。
「後ちょっとでおちるところだったろうがボケ!!」
と、一護が叫んだ頃には、顔が腫れたギンが出来上がっていた。
+++ +++
それから。
このままでは寒いから、とあの日のように部屋の中へと入った。
そして。
ギンはゆっくりと語り出した。
「ボクはねぇ、君が最初から好きだったんよ」
「・・・知ってた。」
「へぇ、一護ちゃんにしては、鋭かったんやねぇ」
「余計なお世話だ!!・・・それで?」
「いきなり恋人になりましょうて言うのもそれはそれで一護ちゃんは楽しい反応をしてくれた思うけどね?友達からお願いしますって、言うのも楽しいかなぁ思うてね」
「それだけのことで、俺をあんなに振り回したのかよ」
「ああ、もう怒らんといて。ボクも、臆病だったんよ」
「・・・何に対して?」
「君に対して」
「俺に?」
「そう。ボクも、怖かったんよ。だから、いきなり言うこともできんかった」
ふう、と息をついて。
ギンは一護にこっちにおいで、と手招きをした。
一護はそれに従い、少し離れていたところからギンに近付くと、急に引き寄せられた。
そして、胡座をかいていたギンの膝の上へと収まった。
「ちょ、おい!」
「ええやん。一護ちゃんて、抱っこするん気持ちええんやもん」
な?と耳元で囁かれては、その声にやられて頷くしかできないことをギンはすでに知っていた。
「それにしても、ホンマに良かったわ。君が言うてくれて。」
「あ、あれは・・・必死だったし・・・」
顔を赤らめて、極力ギンに顔を見られないようにと俯いた一護。
しかし、それによって露わになったうなじ。
「一護ちゃん・・・そんな無防備にしとると、食べちゃうで?」
「え、あ、なにっ!」
かぷ、と軽く噛まれ、強く吸われる。
甘い痛みが一護を襲い、思い出されるあの日の夜。
あの日、首筋に残った紅い痕。
「ごちそうさま」
「・・・お前って、ずるい奴だよな」
「そらどうも」
「・・・誉めてねぇよ」
そして。
重なり合う、唇と唇。
幾度も、幾度も。
「これは、印。一護ちゃんが・・・・一護が、ボクのだって印や・・・」
そう言って、いつも閉じられている眸がスッ・・・と開く。
秘められていた眸は綺麗で。
一護は見惚れた。
そして、また首筋に、紅い痕がつく。
一護の白い肌に映え、その紅は、花のように美しく。
燃えたぎる心のように、熱い。
end・・・
はい!お待たせしました!!
やっと完結〜;;こんなのでダラダラ続けてしまって申し訳ない;;
と言うか、これを書きたかったのは、一護にギンにキスマーク付けられた首筋が熱い・・・っていう、あそこの妄想から全てがね、始まっちゃったんですよね・・・あはは。
それで、最初は二つに、次は三つに・・・最終的には、四つになっちゃったんですが・・・これ。なんかねぇ・・・なんでやろうねえ;;ま、いろいろとあるんですが;;日記で語ろうかな。
でも、今回も楽しかったですよvギンと一護のカラミって、どうしてもエロくなるんだもんvギンって、存在自体がなんか色気醸し出してません?そう思うの私だけかしら・・・
とにかく、二人で居るところを書くと、どうしてもね・・・だから、最後のあれは・・・つ、つい・・・;;あは。
そういえば、題に意味はありません。(爆)どうしても、私ってこう・・・思い浮かんだ単語をそのまま使っちゃうことがね、あるのですよ・・・て言うか、いつもですけど・・・難しいんだもん。
・・・善処はするようにしよう;;
さて、次は浮一で連載はじめようかな。
ここまで読んで下さりありがとうございましたv