演者しか知らない秘密のネタ


僕は、君のことを知りたかった… どれほどの犯罪者なのか。 つけっぱなしのテレビが青白く光り、昼間に起きた送電塔の事故が中継されている。 爆破せずにはいられない。君のように、ビルを爆破してみてよくわかった… 性感からは得られないような強烈な快感。わたしの、名前を騙らないで 振り返った女性マジシャンは男をにらみつけた。 家の中は薄暗い。想像通り、かわいいし、素敵だ…。ほんっと、あいつらっていちいち面倒くさいわよね仕方ないだろ、あんたみたいにシンプルな理由で動ける人間のほうが珍しい送ってくれて、ありがとかまわんさ 歩道を越え、古びた家の芝生を踏んだ。 幾度か誘爆を繰り返しながら隣家を巻き込んで爆発の余波は広がっていく。 警察になどつかまりたくはない。ジョスの声だ。子猫ちゃん そりゃそうだろう。 即座に絶命した男は声もなく埃と煙が上がる階下へと落下していった。 お札マジックの体を抱き上げたジョスは傾く窓から飛び降りる。 マジック・ミーナに恩を売るのが楽しくて仕方がないらしい。…素直に、ありがとうございましたって言えよ。  いつも高飛車で、自分よりも強いはずの女性マジシャンがピンチに陥ることなどまず滅多にない。 同時に男の指から力が抜ける。 なにかが、引っかかる。 その時だ。 古びた屋敷は地下でもあったのか、爆破によって地中へと沈んでいく。 どうしてこうも自分の周りにいる人間にはろくな男がいないのだろうか。なんか静かだから入ってきたら、ピンチじゃねーの 煙草をくわえた男が低く笑っている。 救急車と、消防、パトカーのサイレン。


マジック

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